前回のブログでは、男の子の着物柄についてご紹介しましたが
今回は女の子。
パッと見た色やデザインで決めることが多い着物ですが、
柄の意味を知ることで、より一層、
お子さんと一緒に選ばれた着物に愛着が湧きます。
今回は古典柄の中でも、よく見かける柄が「手毬」と「桜」について、ご紹介しますね。
手毬
産着のメイン柄として描かれていることも多い「手毬」
刺繍や金彩で華やかで人気の柄です。
丸い形状から「丸く収まる」「丸々とすくすく育つ」様、好まれていたようです。
また、嫁ぐ際手毬を持って行くことからもわかるように
魔除けの意味も込められているようです。
桜
七五三だけでなく、振り袖や花嫁衣装でも人気の「桜」
春の花なので季節的にどうなのかしら?と心配される方も多いですが、大丈夫です!
桜は国花であり、一斉に花を咲かせることから豊かさや繁栄を象徴し
また稲作の神が宿るという五穀豊穣の意味もあるので、様々な世代の着物の柄で引っ張りだこです。
調べれば調べるほど奥が深い着物。
時代を経ても受け継がれる伝統服。
これからも末永く続くよう、私たちもしっかりと子どもたちに繋げていきたいですね。
七五三の出張撮影はヒカリノコバコ*写真事務所